masayuki5160's diary

名古屋でエンジニアしてます。

これからの日本にも合う非シリコンバレー型のイノベーション、"シリアル・イノベーター"を読んだ

シリアル・イノベーター 「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀

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今回は新規サービス、新規事業などを担当している方にお勧めしたい本、シリアル・イノベーターです。 プロジェクトを進める上で参考になることが多いと思います、それではご紹介していきます。

シリアル・イノベーターとはなんなのか?

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まずは何よりシリアル・イノベーターとは、についてです。

重要な課題を解決するアイデアを思い付き、その実現に欠かせない新技術を開発し、企業内の煩雑な手続きを突破し、画期的な製品やサービスとして市場に送り出す。この過程を何度も繰り返せる人材、それが「シリアル・イノベーター」である。 ※本文より引用

特に僕が本書を読んで驚いたのが企業内の煩雑な手続きを突破しという部分。 大きな企業になればなるほど、このプロセスは煩雑になりがちだろうと思います、仕方のないことですね。本書の中でもその煩雑さについては記述されています。

僕としては正直そういったことは面倒で力を入れることではない、という認識でした。ですがそこは本書を読んで考えが変わりましたね。

つまり、社内政治大事だわ、という気づきですw ぜひこの辺りは本書内の実際にイノベーションへ繋げた事例を一読いただくことをお勧めします。

信頼と尊敬で組織を動かす、それがシリアル・イノベーター

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イノベーションていうのがなんなのか、という議論はおいておきます。 新規サービス、新規事業などを担当している人には本書は参考になることがあると思います、新しいもの、イノベーションを、みたいなことで取り組んでいくと、自身が圧倒的に能力のある人物で、技術力も高くないと、、ということを自然と考えたりすると思いますが、本書ではそんなことはない、と述べています。

シリアル・イノベーターは最初から正解が出せるほど賢くはないし、能力に優れているわけでもない。 ※本文より引用

そして面白いのはイノベーションは技術者が行うことのように思われる方も多いと思いますが、そうではない、といっています。

シリアル・イノベーターは技術開発者であっても、産業デザイナーであっても、マーケターであってもいい。否、そのすべてを兼ね備えた存在がシリアル・イノベーターなのだ。 ※本文より引用

つまり、

「シリアル・イノベーター」は技術と市場の両方に対する視点を持ち、新技術がなかなか事業に結びつかない「死の谷」を超える方法を体得して、ビジネス・ブレークスルーを可能にする。 ※本文より引用

ということです。とはいえ、イノベーションを牽引するシリアル・イノベーターには技術と市場の視点を把握する必要がある、ということなので容易なことではありませんけどね。

そこで彼らはまわりを巻き込みながら、何としても市場にサービスをリリースしていくためにアクションをしていきます。

これからの日本の企業にも合う非シリコンバレー型のイノベーション

もちろん新たな技術をコアにして起こしていくイノベーションも素晴らしいと思っています。 でも、全ての企業でそういったアプローチができるわけでもない、というのも事実。そしてその一方で、多くの企業では新規事業、サービス、イノベーションが要求されます。そこで本書が参考になる、そう思っています。

以上です、それではまた〜

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