masayuki5160's diary

名古屋でエンジニアしてます。

これから社会にでる人にもおすすめしたい、ホリエモンの"99%の会社はいらない"

99%の会社はいらない (ベスト新書)

新品価格
¥540から
(2017/4/30 10:34時点)

読みました。 内容としては会社で働いている人がターゲットになっていると思いますが、そうではなく、これから社会人になる人にもおすすめできると思います、高校生とかでもいいのかな、と。

つい先日、こんなデータ出てましたね。

techwave.jp

エンジニアとして働いている僕としては素直に嬉しい話ですし、この世代の子達と数年後に一緒に仕事ができるのも楽しみです。 ただ一方でそんな彼らが憧れを持って始めた仕事がつまんなかった、なんてならないか、気になりました。正直、日本の多くのソフトウェアエンジニアが働く環境が彼らの思う、憧れの場所であるとは思えないからです。

f:id:masayuki5160:20170430175933j:plain

話をホリエモンの本に戻しますと、やっぱり彼ら世代が楽しく仕事をする環境、場になることを急ぎ進めないといけないと感じます。そのためのヒントが99%の会社はいらないには詰まっています。そしてそれは特にIT系の企業からどんどんすすめることがいいかなと、比較的進めやすい業界であると思いますし、そしてこれだけ憧れをもたれているのなら、というわけですしね。

もしそれが遅れていくとITエンジニアに憧れを持って社会に出てくる世代は日本に失望してそのまま海外に行って働く、ということになるでしょう、仕事柄相性もいいですし、働きやすいのでそこまで困ることもないでしょう、むしろ歓迎されそうな気もしますがw とはいえそれはそれで寂しい気もしますよね。。

以上です、とりとめもなく書きなぐりましたが、そういったことを考えるきっかけになるのも本書のいいところだと思います。では。


堀江貴文(ホリエモン)伝説のスピーチ ー近畿大学卒業式ー

BEFORE→AFTERで楽しめるデザインの本、"なるほどデザイン"

なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉

新品価格
¥2,160から
(2017/4/22 20:18時点)

最近プログラムを書くよりディレクションをしていることが多くなりました。 そうするともっぱらデザインの知識も必要になり色々知識を蓄えているわけですが今日ご紹介する本もそれの一つです。

BEFORE→AFTERで見比べることでデザインの大事さに気づける

デザインに正解はない、何かの本で読みましたが、本書の中でもそう述べられています。 特に伝えたいメッセージに応じてデザインがこう変わりますよ、というのがわかりやすいくまとめられています。そこがこの本の一番素晴らしい点だと思っています。まさになるほどデザイン、という印象です。

デザイナーでなくてもデザインの知識を必要とされるシーンが増えている

f:id:masayuki5160:20170422203349j:plain

これは本書とは少し話が違い、僕個人の意見です。 最近特にデザイナーでない人にもデザイン力を要求されることが多いと思います、例えば提案用のパワーポイントの資料を作るときなどが身近な例でしょうか。そしてその資料の出来がプロジェクトの成功にも直結している、説得力もデザイン次第で変わるということも往往にしてあるでしょう。

だからデザインの知識はそのままビジネスの場でも成果に直結すると思っています。 そして一つだけ注意した方がいいのは、デザインをセンスがないからと諦めないようにすること。 もちろん、本当に第一線で活躍するようなアーティストや画家なんかはそういったセンスがいるのかもしれませんが、そういった職業につく人は稀でしょう。つまりそういった職業につかない限りセンスは必要なく、デザインの知識は学ぶことで単純に補っていくことが可能、ということです。そこを理解し、デザインを諦めることなく向き合うことが第一歩になるだろうと思っています。

f:id:masayuki5160:20170422203450j:plain

というわけで今日は以上です。日々身近なクリエイティブを

  • なぜこのデザインになっているのか
  • 自分でデザインするならどうするか

などの視点で見るといいトレーニングになるのではないでしょうか。 ちなみに以前かいたデザイン関連の下記記事で、デザインについて学べるオンライン学習の話もしていますので合わせてどうぞ、では

masayuki5160.hatenablog.com

AWSを使いこなし最適なサーバ構成を導き出すには?

f:id:masayuki5160:20170422212221j:plain

AWS上にサービスを構築する場合、単純に仮想サーバをEC2を使って構築する、というのが必ずしも良いとは限りません。 構築しようとしているサービスが仮に一般的な3段構成のWebアプリケーションサービスである場合、

  • DBサーバはRDSを利用して構築する
  • 画像は仮想サーバ上の公開ディレクトリではなくS3に配置する
  • キャッシュサーバを使っている場合は、Elasticacheの利用を検討する
  • AWS Elastic Beanstalkでサーバの管理はしないように構築する

など選択肢は数多くあります。 どれが正しい、正しくない、ということはありません。 ただ、せっかくAWSを使っているのにその選択肢があることさえ知らないのはもったいない、と思います。

AWSへの理解を深めていくには?

じゃあどうするのか、ということでAmazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイドAmazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイドの2冊をお勧めします。

Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド 改訂版

新品価格
¥4,104から
(2017/4/22 20:40時点)

Amazon Web Services クラウドデザインパターン設計ガイド 改訂版

新品価格
¥2,916から
(2017/4/22 20:41時点)

まず、Amazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイドではよくあるシステムについて詳細な手順を解説しながらクラウドを利用する場合のサーバ構成について学べます。 この本でまずはEC2、S3、RDSについて理解を深めるのがいいでしょう。 そしてそれがある程度把握できたら、Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイドを読んでみることをお勧めします。 こちらは一通り読んで、あとは辞書のように必要なタイミングでサーバ構成を検討するときなどに読み返すという感じでいいでしょう。 それを繰り返す中で、EC2、S3、RDS以外のAWSのサービスを知り、より良いサーバ構成のアイデアにいきつくこともあるはずです。

進化し続けるAWSと付き合う

f:id:masayuki5160:20170422214223j:plain

AWSは毎年毎年、サービスが増え、機能が拡張されています。 僕もいつも注目していますがワクワクさせられることばかりです。 AWSは一見複雑に見え、億劫に感じることもあるかと思いますが、まずはEC2、RDS、S3あたりから自分のものにし、クラウド上でのサーバー構成パターンをいくつか自分のものにしていけばどんどん面白くなるはずです。 ぜひこの2冊からその第一歩をはじめてみてください。

Googleの歴史、Webの歴史についても知れる"How Google Works"

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

新品価格
¥1,944から
(2017/4/22 21:14時点)

さすがに今、Googleのことを知らない人は少ないと思います、言わずとしれたテックカンパニーがGoogleですよね。

このHow Google WorksはまさにGoogleがこれまでどのようにビジネスを行い、マネジメントをしてきたか詳細に解説しています。 Googleの話だからスケールが違いすぎて参考にならないのでは、ということはありません。 むしろプロダクトマネジメント、リーダーシップ、チームのマネジメントなどの面で明日からいかせるストーリーが多くあります。

歴史を知ることと学ぶことについて

f:id:masayuki5160:20170319232813j:plain

ただその中でも今回紹介したいのはHow Google Worksを通して学べるWeb、インターネットの進化の歴史について。 少し話がそれますが新しいことを学ぶ時に僕が意識していることがいくつかあります。 それは、

  • 比較的やさしめの入門書を数冊買う、読む(インプット)
  • 中級者向けの本を1、2冊買う、読む(インプット)
  • 勉強会、イベントがあるなら参加する、そして質問やコミュニケーションをとり理解を深める(インプット+アウトプット)
  • 歴史、経緯を学ぶ

ということ。 1、2、3点目の項目は問題ないでしょう、そのままの意味です。 ポイントは4点目。 新しく学ぼうとする分野、対象のボリュームが少ないなら意識しないでいいこともありますが、

  • どういった経緯でその技術は進化してきたのか
  • なぜその技術の仕様が今こういったことになっているのか、その経緯
  • そもそもどういう人たちの思い、考えが積み上がって、今この状態になっているのか

などなどを把握していくと、理解が深まるケースが多いと考えています。

f:id:masayuki5160:20170422212221j:plain

そしてWeb、インターネットの分野もまさにそう。 冷静に考えると歴史とよべるほどの時間は経ってないですが、爆発的なスピードで進化してきた分、知っておくべき歴史的経緯は結構あります。 それを知ると、理解を妨げていたことのブレークスルーになったりすることが結構あります、僕はそうでした。

そしてHow Google WorksはまさにWebエンジニアが知っておいた方がいいWebの歴史、インターネットの歴史、進化の過程をGoogleという視点を通して知ることができる素晴らしい本です。 技術書も面白いですがこっちもおすすめですよ。

Googleのエンジニアたちはどうやってチーム開発をしているかを"Team Geek"に学ぶ

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

新品価格
¥2,376から
(2017/4/22 20:48時点)

Team GeekではGoogleのエンジニアがどう開発を進めているのかについて解説されています。 ただ、この本はGoogleのエンジニアたちが使っているツールだとかそういったことの話がメインではありません。プロジェクトを進める上で忘れがちだが最も大事な"人"そのものに焦点を当てた本になっています。 そこがこの本のすごいところで、そしてGoogleのエンジニアがここまでプロジェクトの中で"人"に配慮しながら開発をしていることに驚かされますね。

Googleも注目するプロジェクトの中での"人"

f:id:masayuki5160:20170422210228j:plain

自慢するほど経験が多いわけではないですが、今まで経験してきたプロジェクトの中でも、やはり"人"へ配慮できているチームだったかどうかはプロジェクトの結果に大きく左右されているな、と感じます。プロジェクトの中で"人"が最も不確定な要素だな、と。

Team Geekの中では詳細にプロジェクトの中での"人"ということに焦点を当て解説がされていきます。 多くの章は、なんだそんなこと、と一見思える内容ばかりです、でも実際に切羽詰まったプロジェクトの中ではTeam Geekの中で、やってはいけない、と記述されていることを平気でやっていたりします。。。(うまくいっていないプロジェクトほどそうだから改めてこの本のすごさを痛感します)

全てのエンジニア向けの本です

f:id:masayuki5160:20170422210508j:plain

最後に一つだけ。 勘違いしてはいけないのは、この本はマネージャ向けというわけではない、ということ。 チームで開発をしているエンジニア、場合によっては他の職種の方全てに有用な本です。

チーム開発をしている全てのエンジニアの方、ぜひオススメします。