masayuki5160's diary

名古屋でエンジニアしてます。

Googleの歴史、Webの歴史についても知れる"How Google Works"

How Google Works (ハウ・グーグル・ワークス) ―私たちの働き方とマネジメント

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さすがに今、Googleのことを知らない人は少ないと思います、言わずとしれたテックカンパニーがGoogleですよね。

このHow Google WorksはまさにGoogleがこれまでどのようにビジネスを行い、マネジメントをしてきたか詳細に解説しています。 Googleの話だからスケールが違いすぎて参考にならないのでは、ということはありません。 むしろプロダクトマネジメント、リーダーシップ、チームのマネジメントなどの面で明日からいかせるストーリーが多くあります。

歴史を知ることと学ぶことについて

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ただその中でも今回紹介したいのはHow Google Worksを通して学べるWeb、インターネットの進化の歴史について。 少し話がそれますが新しいことを学ぶ時に僕が意識していることがいくつかあります。 それは、

  • 比較的やさしめの入門書を数冊買う、読む(インプット)
  • 中級者向けの本を1、2冊買う、読む(インプット)
  • 勉強会、イベントがあるなら参加する、そして質問やコミュニケーションをとり理解を深める(インプット+アウトプット)
  • 歴史、経緯を学ぶ

ということ。 1、2、3点目の項目は問題ないでしょう、そのままの意味です。 ポイントは4点目。 新しく学ぼうとする分野、対象のボリュームが少ないなら意識しないでいいこともありますが、

  • どういった経緯でその技術は進化してきたのか
  • なぜその技術の仕様が今こういったことになっているのか、その経緯
  • そもそもどういう人たちの思い、考えが積み上がって、今この状態になっているのか

などなどを把握していくと、理解が深まるケースが多いと考えています。

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そしてWeb、インターネットの分野もまさにそう。 冷静に考えると歴史とよべるほどの時間は経ってないですが、爆発的なスピードで進化してきた分、知っておくべき歴史的経緯は結構あります。 それを知ると、理解を妨げていたことのブレークスルーになったりすることが結構あります、僕はそうでした。

そしてHow Google WorksはまさにWebエンジニアが知っておいた方がいいWebの歴史、インターネットの歴史、進化の過程をGoogleという視点を通して知ることができる素晴らしい本です。 技術書も面白いですがこっちもおすすめですよ。

Googleのエンジニアたちはどうやってチーム開発をしているかを"Team Geek"に学ぶ

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

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Team GeekではGoogleのエンジニアがどう開発を進めているのかについて解説されています。 ただ、この本はGoogleのエンジニアたちが使っているツールだとかそういったことの話がメインではありません。プロジェクトを進める上で忘れがちだが最も大事な"人"そのものに焦点を当てた本になっています。 そこがこの本のすごいところで、そしてGoogleのエンジニアがここまでプロジェクトの中で"人"に配慮しながら開発をしていることに驚かされますね。

Googleも注目するプロジェクトの中での"人"

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自慢するほど経験が多いわけではないですが、今まで経験してきたプロジェクトの中でも、やはり"人"へ配慮できているチームだったかどうかはプロジェクトの結果に大きく左右されているな、と感じます。プロジェクトの中で"人"が最も不確定な要素だな、と。

Team Geekの中では詳細にプロジェクトの中での"人"ということに焦点を当て解説がされていきます。 多くの章は、なんだそんなこと、と一見思える内容ばかりです、でも実際に切羽詰まったプロジェクトの中ではTeam Geekの中で、やってはいけない、と記述されていることを平気でやっていたりします。。。(うまくいっていないプロジェクトほどそうだから改めてこの本のすごさを痛感します)

全てのエンジニア向けの本です

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最後に一つだけ。 勘違いしてはいけないのは、この本はマネージャ向けというわけではない、ということ。 チームで開発をしているエンジニア、場合によっては他の職種の方全てに有用な本です。

チーム開発をしている全てのエンジニアの方、ぜひオススメします。

これからAWS入門するWEBエンジニアへオススメする2冊

AWSの導入は多くの企業で続々と進んでいますね。 最近一番驚いたのはこれ。

itpro.nikkeibp.co.jp

ほんの数年前には考えられませんでした。 そして最近では企業のエンジニア募集要項で、

  • AWSが使えること
  • AWSの業務での利用経験x年以上

という言葉を目にします。 AWSというのはすでにスキルとして認識されていることになりますね。

挫折せずにAWSへこれから入門する

じゃあ、ということでAWSでアカウントを作成し、これからスキルアップしようか、となると、AWSのサービスの多さやUIの複雑さに面食らい、くじけてしまう、ということもあるんじゃないかと思っています。Amazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイドAmazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイドはちょうどいい本だと思います。

Amazon Web Services クラウドデザインパターン実装ガイド 改訂版

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Amazon Web Services クラウドデザインパターン設計ガイド 改訂版

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AWSをしっかり自分のものにしていく

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色々ヤジが飛んできそうw、ですが、この2つの本をお勧めしている理由は、

  • AWSの中でも大事なEC2、S3、RDSについてしっかり解説がある
  • 最新のAWSのUIと書籍内の写真は違うことがあるかもしれないが、本質的なことは大きく変わっていない
  • Amazon Lambdaなどのサービスについて知るのはEC2、S3、RDSを使いこなせるようになってからでも遅くない

という考えがあるからです。 これは何をもってAWSを使えるよ、というのかにも関係すると思いますが、僕個人としてはEC2、S3、RDSを使いサービス運用ができるのであればAWSを使える、といって問題ないと思っています。 そして、その考えでいくと、Amazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイド、Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイドは未だに最適な本だと考えています。 (あくまでこれからAWSをはじめて利用する人にとっては、です)

この2つの本をしっかり読み込み、AWSを使えるようになれば、他のクラウドだってすぐ使えるようになります。 ぜひAmazon Web Services クラウドデザインパターン 実装ガイド、Amazon Web Servicesクラウドデザインパターン設計ガイドを読み込み、クラウドを使いこなしていきましょう!

1日5分で始める人生を変える筋トレ、"読む筋トレ"を読んだ

読む筋トレ (扶桑社新書)

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みなさんは運動してますか? 僕は週に少なくとも1回はランニングを1時間ほどしています、もう長いことやってるので習慣になってしまい、逆にランニングをしないと気持ちが悪いくらいになりました。

ただ、最近もう少し運動の強度をあげて体力あげておきたいな、と思うようになりました。 やっぱ体力あると仕事をする上でも精神衛生上もいいですからね。 そういうことで今日は読む筋トレの紹介です、文庫本で読みやすくおすすめです。

1日5分、でも続けることが大事、できれば1ヶ月ね

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運動しよう、と思うとある程度長い時間はしないとな、という勝手な思い込みありませんか? 僕は結構そういう思い込みがありました。少なくとも1時間くらいはしないとな、とかですね、特にジムに行ったりしているとついもったいないから、ということでそういう思考になりがちですよね。

でも本書ではまずは1日5分でもいいから筋トレを、ということで紹介されています。 それなら時間なくてもできるわ、ということでやらない理由がなくなってきますよね。

時間対効果の高い筋トレをしることも大切

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時間対効果、ということはこの本を読んで初めて意識することができるようになりました、これは僕にとって大きな気づきです。 端的にいうと、例え短い時間でも正しい筋トレをすれば、だらだら腹筋100回やるより効果的なトレーニングになる、ということですね。筋トレというと苦行のように腕立て伏せ100回、腹筋100回、それをxセットみたいなことを想像しがちですがそれは非効率だよ、ということです。

もちろん本書には時間対効果の高い筋トレも写真付きで掲載されてますので参考になります。

本とは関係ないけど、個人的にはFitbitなどウェアラブルデバイスで計測しながらやるのもおすすめ

筋トレでもランニングでも大事なことはやっぱり続けることだと思います。 そこについては気合いだ、という人もいるかもしれませんが、ちょっとした工夫を重ねることも良い方法だと思います、その一つの方法として僕がやっているのがFitbitですね。下記は僕のある日のFitbitアプリ画面です。Fitbitはアプリがよくできているのでたまに眺めるだけでも結構楽しめます。

どれくらいカロリーを消費したのか、どれくらい歩いたのか、睡眠はどうだったか、などを毎日計測することで、少しだけかもしれませんが運動をするモチベーションには繋がります。そして実はこのほんのちょっとしたモチベーションをコントロールする工夫が続けるための秘訣だろうと僕は思っています。やっぱり楽な方へ、簡単な方へと誰でも流されちゃいますからねw

さて、今日は以上です。 ぜひ読む筋トレおすすめですので一読ください、またFitbitもおすすめですよ〜では。

あわせてこちらの記事もぜひ! masayuki5160.hatenablog.com

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これからの日本にも合う非シリコンバレー型のイノベーション、"シリアル・イノベーター"を読んだ

シリアル・イノベーター 「非シリコンバレー型」イノベーションの流儀

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今回は新規サービス、新規事業などを担当している方にお勧めしたい本、シリアル・イノベーターです。 プロジェクトを進める上で参考になることが多いと思います、それではご紹介していきます。

シリアル・イノベーターとはなんなのか?

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まずは何よりシリアル・イノベーターとは、についてです。

重要な課題を解決するアイデアを思い付き、その実現に欠かせない新技術を開発し、企業内の煩雑な手続きを突破し、画期的な製品やサービスとして市場に送り出す。この過程を何度も繰り返せる人材、それが「シリアル・イノベーター」である。 ※本文より引用

特に僕が本書を読んで驚いたのが企業内の煩雑な手続きを突破しという部分。 大きな企業になればなるほど、このプロセスは煩雑になりがちだろうと思います、仕方のないことですね。本書の中でもその煩雑さについては記述されています。

僕としては正直そういったことは面倒で力を入れることではない、という認識でした。ですがそこは本書を読んで考えが変わりましたね。

つまり、社内政治大事だわ、という気づきですw ぜひこの辺りは本書内の実際にイノベーションへ繋げた事例を一読いただくことをお勧めします。

信頼と尊敬で組織を動かす、それがシリアル・イノベーター

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イノベーションていうのがなんなのか、という議論はおいておきます。 新規サービス、新規事業などを担当している人には本書は参考になることがあると思います、新しいもの、イノベーションを、みたいなことで取り組んでいくと、自身が圧倒的に能力のある人物で、技術力も高くないと、、ということを自然と考えたりすると思いますが、本書ではそんなことはない、と述べています。

シリアル・イノベーターは最初から正解が出せるほど賢くはないし、能力に優れているわけでもない。 ※本文より引用

そして面白いのはイノベーションは技術者が行うことのように思われる方も多いと思いますが、そうではない、といっています。

シリアル・イノベーターは技術開発者であっても、産業デザイナーであっても、マーケターであってもいい。否、そのすべてを兼ね備えた存在がシリアル・イノベーターなのだ。 ※本文より引用

つまり、

「シリアル・イノベーター」は技術と市場の両方に対する視点を持ち、新技術がなかなか事業に結びつかない「死の谷」を超える方法を体得して、ビジネス・ブレークスルーを可能にする。 ※本文より引用

ということです。とはいえ、イノベーションを牽引するシリアル・イノベーターには技術と市場の視点を把握する必要がある、ということなので容易なことではありませんけどね。

そこで彼らはまわりを巻き込みながら、何としても市場にサービスをリリースしていくためにアクションをしていきます。

これからの日本の企業にも合う非シリコンバレー型のイノベーション

もちろん新たな技術をコアにして起こしていくイノベーションも素晴らしいと思っています。 でも、全ての企業でそういったアプローチができるわけでもない、というのも事実。そしてその一方で、多くの企業では新規事業、サービス、イノベーションが要求されます。そこで本書が参考になる、そう思っています。

以上です、それではまた〜

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