masayuki5160's diary

名古屋でWeb系エンジニアしてます。

プログラミング言語の実装を深く知りたいエンジニアにおすすめ、"Rubyで作るRuby"を読んだ

RubyでつくるRuby ゼロから学びなおすプログラミング言語入門

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読みました、非常にいい本でした。

個人的に読むのをおすすめする人

特に以下のような方におすすめです。

  • 今までインタプリタ等について学んだことがあるが途中(構文解析あたり)で挫折した人
  • とりあえずプログラミングができるようになったけど、もうそろそろ一皮向けたいな、という人
  • Rubyに興味のある人

インタプリタ等について学ぼうとする人は多くいると思います。 世に出てる言語処理系の本の大半は構文解析についてまず解説が始まると思うんですが、これがなかなか読み辛く、一冊読み終えずにドロップしているのではないでしょうか。かくいう僕もなんどもチャレンジしているものの、しっかり読み終えた本は少ないのが正直なところです。 一方で本書は非常に読みやすく今まで挫折した人にも激しくおすすめできます。

こんな本にもっと早く出会いたかった。

本書をおすすめする理由についてざらっと

おすすめできる理由を羅列するとこんなところ。

  • Rubyコミッタの方が書いた本であり、言語処理系の書籍の中では出版が新しい
  • イラスト付きで理解が進みやすい
  • 構文解析について理解するのは大事だが、本書ではそこを最小限にとどめつつ、インタプリタの実装について全体像を伝えることに注力している
  • ページ数が少なく、なんとか理解できる気がしてくるw(130ページほど)
  • 全体的に文章が読みやすい(これは完全に主観、ですが、言語処理系の本はアカデミックな雰囲気のものも多く、それと比較すると非常に読みやすい)
  • 本書のタイトル通り実装がC or C++でないからプログラム読みやすい

特にすごいと思ったのは、インタプリタの実装の全体をまず読者に伝えようとしているアプローチをとっている点です。構文解析の大切さを説きつつも筆者は下記のように本書の中で述べています。

この本の裏のテーマは、すでにRubyや他言語のプログラミングを知っている方に、「インタプリタの実装」というのはそんなに難しいものではない、ということを伝えることでした

こういうアプローチの言語処理系の本は多分初めてなんじゃないのかな、と思います。

というわけで以上です。Ruby使いもそうでない方も、ぜひ一度手にとってはどうでしょうか、では〜。

Scratch勉強中です、意外に楽しいので大人にもおすすめ。

CoderDojo Japan公式ブック Scratch(スクラッチ)でつくる! たのしむ! プログラミング道場

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こちらのテキストを参考にしながらScratchを勉強中です、思っていたより楽しく楽しんでいます。 試しに作ったものは以下です、ぜひ合わせてプログラムも見てみてください。

僕も実際にちゃんとScratchで作ってみたのは初めてでしたが、コードを書くのは簡単でも確かにプログラミングの考え方を要求されることは実感しました。改めてScratchはよくできているなと感動してしまいました。なんとか作品を仕上げようとする中で自然とイベント駆動プログラミングを身につけていくように思います、細かいことは後回しにしてもこれが感覚的に理解できるなら後からまとまった体系的な知識を入れても理解が早いだろうなと思いました。

引き続きScratchを色々検証し楽しみたいと思います。

masayuki5160.hatenablog.com

CoderDojo名古屋にメンターとして参加してきたのでそのご紹介とScratch勉強します宣言

 

coderdojo-nagoya.connpass.com

 

ずっと気になっていたんですがやっと参加できました、非常にいい会でした。こんなにも多くのちびっこがプログラミングに夢中になっている、という事が僕にとっては非常に刺激的でした。参加させてくれてありがとう、という感じです。

 

www.itmedia.co.jp

 

つい先日こんな記事話題になってましたね。色々思うところはあるんですが今日改めて感じましたが、こんな期待されとるんなら頑張らな、と。

 

僕は正直スクラッチはそんなによくわかってないので今日の会ではちびっこ達にUnityからビルドしてiPhoneアプリを動かすところを実演しました。どこまで理解してくれたかは定かではないですが、一部の子には響いたようであとで色々お話をしました。

すでにUnityを使ってゲームを作っている子も中にはいて、バグがあったのでそれを一緒に直したりしましたが、教えながらも、こんなに多くの子達が自分でプログラミングをして好きなものを作っている、作りたいと思っている、という事に驚きました。

ほんとすごい時代。

 

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でも、どうしても、メンター(先生役の人のこと)が足りない時もあり、ちびっこはキャンセル待ちをしているということだった。これは行くしかないでしょ、と、決めました。また来週もあるそうなのでメンターとして参加してきます。

 

coderdojo-nagoya.connpass.com

 

というわけでScratchがんばってマスターします。一生懸命やるから、10年後一緒に仕事する事もあるだろうから、そん時は助けてくれよ、と思ったりw それはそれで楽しみだな、と思いました。

 

では〜

 

scratch.mit.edu

ニュースをもう一歩深く理解するきっかけになる"地政学入門"を読んだ

世界のニュースがわかる! 図解地政学入門

読みました。 最近、本屋にいくと地政学の本がよく並んでますよね、この本も題名通り、地政学の本で読み進めやすいのでおすすめです。

中学、高校で勉強してきたからといっても正直ニュースがよくわからない、ていうことありません?

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社会人になると、新聞読め、とよく言われると思います。 言われるがままになんとなしにニュースを追っかけることはできますが、読めば読むほど、疑問に思うことが結構あると思います。 例えば、

  • なぜ中国は太平洋へ進出しようとしているのか
  • なぜロシアは北方領土の件に執着しているのか

とかですかね。 もちろんこれらに限らず疑問は他にもいろいろあると思いますが、本書ではこういった疑問を地理的な条件を起点に紐解いています。地政学の視点から紐解いている、ということです。本文から引用すると、

「地政学」 ー つまり"地理的な条件が一国の政治や軍事、経済に与える影響を考えること"である

ということが地政学とのことです。 こういった視点での学び、というのは学校教育ではなかなかなかったのではないでしょうか。日本史、世界史、地理、と分かれているし仕方ないかもしれませんけどね。

ただ、今、地政学に関する本が続々と出版されているのはまさにこの視点が世界の動きを理解するのに必要だから、ということでしょう。

シンプルに領土、周辺地域から国について考えてみるといろいろ見えてくる

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個人的には本書を読んで、今も昔も国同士が領土を巡ってごにょごにょ競っている、ということに気づけたのが大きかったです。というよりなぜそこに今まで思い至らなかったのか恥ずかしいくらいです。。

ニュースばかり追っかけていると僕のように本質を見失っている方も多いのではないでしょうか。 本書を読むとそれぞれの国がどういった考えで動いているのか、という本質的な部分に気づけるきっかけを得られるでしょう。

以上です。 ほんの少し、事前知識があるだけで毎日のニュースを深く理解することができると思います、本書はそのきっかけになるものだと思いますのでぜひ、では。

企画立案から丁寧に教えてくれる"プロジェクションマッピングの教科書"を読んだ

プロジェクションマッピングの教科書

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そこから教えてくれるの!?というくらい非常に丁寧なのが本書の特徴だと思います、正直読んでいておったまげました。 そして何より僕が本書で引き込まれたのはプロローグのこの部分。

・・・プロジェクションマッピングの流行に驚きを隠せません。なぜかと言えば、「プロジェクションマッピングがいかに面白くないか」を私は知っているからです。・・・だからこそ私は常に試行錯誤をして、新たな企画や手法を考え制作を続けています。

全てを引用しきれないので変に伝わるのもよくないですが、著者としてはプロジェクションマッピングと付き合ってきた経験から面白くない部分を理解しているからこそ、試行錯誤し、流行で終わらせないようにしたい、ということでした。

詳細は後述しますが、僕も同じように感じていた部分があったこともあって、そのあとの内容も非常に楽しく読み進めることができました、個人的にはプロジェクションマッピング関連の本の中では一番楽しめた本だと思います。

生々しい、けどむちゃくちゃ参考になるプロジェクションマッピングを扱うプロジェクトの話

本書では著者の経験からプロジェクションマッピングを扱うプロジェクトの企画、スケジューリング、ステークホルダーとの関係、そもそもお金(予算など)は?、みたいなことをしっかり述べられています。もちろん技術面での章もあるのでそちらが知りたい方にもおすすめですが、プロジェクションマッピングを実際に実施するプロジェクトではやはりプロジェクトをどうマネジメントしていくか、というのがキーなんだな、と改めて考えさせられました。

正直にいうと、クリエイターなど実際に映像を作ったり、必要な素材をイラレとかフォトショで作る作業を行なっている人には本書は必要ないかもしれませんが、実際にプロジェクトを統括している人がどうやって立ち回ってくれているか、について知っておくのは必要、というか知っておくと仕事がスムーズに回ると思います。そういった意味で本当に本書はプロジェクションマッピングに関わる人全てにおすすめできるまさにプロジェクションマッピングの教科書だな〜と感じています。こんな本はおそらく他にないでしょう。

プロジェクションマッピングのこれからについて勝手に考えてみる

本書のプロローグに共感した、とお話ししましたが、僕も正直にいうとプロジェクションマッピングは面白くない、と見ている立場からも感じてしまうことが何度かありました。理由は?、と言われると悩ましいですが、一方でまだまだ可能性がある、と思っています。

そしてこれはつい先日行ったSWEETS BY NAKEDのイベントでみたものですが、プロジェクションマッピングを使った作品で僕は初めて"面白い"、と感じました。ちなみに写真の手前で笑ってるのは僕ですw

下記動画だともう少しわかりやすいかもしれませんが、これショーケースの中に並んだアイス一つ一つにプロジェクションマッピングがされていてお客さんがジョウロでちょっとアクションをするとアイスが喋る、という作品です。貼り付けたyoutubeだとちょうど40秒すぎころですね。


sweets by naked 多治見にて踊り、アイスのお花たち

これこそ著者も言っている企画、手法の試行錯誤によって一つ見えてきたプロジェクションマッピングの可能性だろうなと思います。もちろんこのアイスの作品はそれ自体だけでなくその空間全てを企画していて、その全体の中で初めて感動した、ということになるのはポイントですけどね。そしてこの本を読んでからSWEETS BY NAKEDのプロジェクトマネジメントを考えると、素直にすげーなと感じてしまうわけです、ほんと参考になりました。

それでは以上です。 ちなみにSWEETS BY NAKEDは多治見で9月3日までやってるんで是非是非、名古屋からなら車でもすぐでしたよ、こちらもおすすめです、では〜。

sweetsbynaked.com